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2004/11/30

親知らず抜歯奮戦記(1) 発覚・再発・入院決定編

1.発覚

それは、2003年も押し詰まった暮れのこと。
左下の奥歯(第2大臼歯・・斜めに生えている)の周りの歯茎が急に腫れだし、みるみるうちに痛みが強くなった。
こんなことは初めてだった。
もうすぐ年末で、ダンナの実家に帰省しなければならない。この激痛では、帰省もままならない。

息子行きつけの、A歯科に駆け込んで診察を受けると、何と親知らずだという。
とりあえず、痛み止めを処方してもらい、何とか年を越えられた。
年明けにまたA歯科に行くと、
「歯槽膿漏がひどいので、また腫れるかもしれません。あまり腫れを繰り返すようなら、抜いた方がいいですね。とにかく歯磨きをしっかりして下さいね。」
とのこと。
自分が歯槽膿漏なんてことも知らなかった。何でもこの付近の歯周ポケットは何と1センチ以上もあるらしい。
そこに、食べ物のカスが詰まったりして、細菌に感染して腫れるのだそうだ。
今まで、何もなかったのは若かったからか。う~ん年は取りたくない。

2.再発

「喉元過ぎればナントカ」で、腫れが退いてしまえば、そんな事も忘れていた。
当初は一生懸命やっていた歯磨きも、元来の無精がたたって、だんだんいい加減になっていった。
猛暑の夏も過ぎ、ようやく涼しくなってきた9月の下旬、それはまた突然襲ってきた。

9月の最終土日は、ダンナの自転車レースのMt.富士ヒルクライムについて、河口湖まで家族旅行。
その直前あたりから、何だかくだんの奥歯の周りの様子がおかしい。
イヤな予感がしたが、そのまま旅行に行き、帰ってきた翌日から痛み出した。
痛みはだんだん強くなる。たまらず、またA歯科に電話すると、木曜日に予約を取ってくれた。

「前と同じところが腫れてますね。(レントゲンを撮って)これは抜いた方がいいですが、かなり難しい手術になりそうなので、うちでは無理です。病院を紹介しますから、そちらに行ってみて下さい。」
と、区内の某病院と、東京医科歯科大病院のどちらにするか言われたが、
(・・かなり難しい手術!?ってことは、ちょっとした所だったら、また余所に回されるかも。医科歯科大ならそれ以上の所はないだろうし、こっちにしとこ。)
ということで、医科歯科大に紹介状を書いてもらうことにした。

3.東京医科歯科大附属病院を受診する

A歯科でもらった薬で、少しは楽になったのだが、
こうなったら早い方がいいだろうと、翌週の月曜、パートも休んで医科歯科大に向かった。
初診は8時半から受付だ。大学病院だから、きっと相当待たされるんだろうな~と、覚悟を決めていた。
(かつて、某大学病院の口腔外科に別件でかかったことがあるのだが、その時は予約を取っていても、9時に入って、病院を出たのは午後の2時だったからだ)

初診の事務手続きをして、6階の口腔外科外来に行った。
多少待っている患者はいたもののそれほどは混んでいない。ラッキー!
問診票を書いたりして、2,30分ほど待ったら、呼ばれた。

最初は問診。会議用のようなテーブルを挟んで、いろいろ症状等を聞かれるのだが、その後ろにはズラ~っと、白衣の先生が並んでいる。さすが大学病院。
とりあえず、担当の先生をこれで決めるらしい。

一度、待合いに出て再度呼ばれた。今度はあの歯科用の椅子に案内される。窓や壁に向かって、10数台もの椅子が並んでいて、なかなか圧巻である。しかも6階なので、お茶の水方面の景色がなかなかよい。真夏は暑いだろ~な。
などと、考えていたら、早速診療開始。持参した紹介状に、I歯科で取ったレントゲン写真も入っていたのだが、これでは小さいので、ここで取り直してほしいと、地下の放射線科に回される。しかし、ここはスムーズに待つこともなく、すぐに撮影終了。

速攻で写真は現像されて、口腔外科に戻った。う~んなかなかできるぞ、医科歯科大!
担当はN先生。レントゲン写真を見ながら説明されたが、
先生「まりもさんの、左下の一番奥に生えている歯のさらに奥に、親知らずがあるんですが、それは完全に歯茎の中の、しかも骨に埋まって、水平に生えています。抜くとすれば、歯茎を切って、骨を削って、歯を砕かなければなりません。」
・・ええっ、歯茎を切って、骨を削る!?おののくまりもに、先生はさらに付け加える。
先生「水平に生えている歯は時々あるんですが、まりもさんの場合は、向きが奥に向かっているので、かなり骨も削らなければなりません。しかも神経にかなり近いので、抜くときに神経を傷つけてしまう可能性もあり、そうすると唇や舌などにも麻痺が残る可能性もあります。」
まりも「そんなに大変なんですか?」
先生「そうですね、数日は入院していただくことになるでしょう。」

・・入院!?歯を抜くだけで何日も入院をしないとならないなんて、予想もしなかったまりも。
そんなに大変な手術なのか!?

まりも「手術はどれくらいかかりそうですか?」
先生「検討してみないと詳しくはわかりませんが、2,3時間はかかるでしょうね。麻酔をかけるから痛くありません。」

そりゃ、そうだけど、そんなに口開いてられないよ~。
まりもは、ただでさえ、口が開かない人なのである。前述の某大学病院の口腔外科受診も顎関節症のためである。さらに、嘔吐反射も強く、以前にも歯医者さんでお店を広げてしまった前科者なのである。
そう言って、先生と相談すると、麻酔の方法にもいろいろあるが、まりもの場合は全身麻酔で手術するのがいいのではないかということになった。
そして全身麻酔のついでに、他の親知らずも全部一気に抜いてしまうことになったのである。

医科歯科大のシステマチックな診療体制。受付から、支払いまで、これで3時間しかかかっていない。
某大学病院にも、少しは見習ってほしいものである。

4.入院まで

いずれにしても、腫れがあるうちは手術はできない。
それに入院は1週間~10日くらいは見てほしいということ。(これを知り合いに言うと、一応にみんな驚く)
病棟の開き具合もあるので、1ヶ月半くらいは先になるらしい。
簡単に考えていたまりも。歯を抜いてすっきりして、11月のつくばマラソンに臨むつもりでいたが、
これでDNSが決定した・・・(涙)

入院までには、いろいろと術前検査があるのだ。
血液検査、肺レントゲン、HIV検査、どれくらいで血が止まるかの検査などなど。
これからちょこちょこと通院して、検査を受け、万一内科的所見が悪い場合には、そちらの治療が優先するらしい。
幸い、まりもはどの検査にも引っかかることはなかった。歯を抜くついでに、健康診断もしてもらったようなもんである。
そして、入院日11月16日、手術日11月17日と決定した。
当日までには、よく養生して、最善の状態で臨まれたいと言われている。

当初は人ごとのように感じていたまりもだったが、刻々とその時が近づくと、夜中に目が覚めてなかなか寝られないようになってきた。やはり緊張しているんだ。
でも、直前の14日には20kmのロードレースにまで出てしまった。(ただ、これはまりもにとっては日常の一こまなのだ)
それに、しばらく飲めないかと思うと、入院前の数日は毎日飲んでいた(汗)

何か、例の部分の調子があまりよくないように感じる。少し腫れてるんだろうか・・
手術は延期されずに無事できるだろうか・・心配になってきた。
入院前日も、ちょっと寝付きが悪かった。

そして入院当日を迎えた。

(つづく)


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受信: 2005/10/04 22:30

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