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2004/11/30

親知らず抜歯奮戦記(2) 手術前日編

1.いよいよ入院

11月16日当日がやってきた。
今朝は、9時45分までに入院受付をすませ、10時までに8階の病棟に行くことになっている。
まりもはダンナと母に付き添ってもらって、9時25分に病院入り(なかなか絶妙なタイム)、45分頃病棟についた。

ナースステーションに行くと、まだ病室の準備ができていないので、先に病棟内の案内と説明をしますとのこと。
食堂で簡単なアンケート(病歴とか、生活習慣とかの)に答え、荷物を置いて、ナースについてグルっと病棟を一回りする。
「ロ」の字型に廊下が回っていて、その両側に病室、処置室、食堂、トイレ、風呂などが並んでいる。
トイレでは、手術をする人は、術前術後の3日間は、尿を全量大きなビーカーに取って、機械で測定するそうで、次回のトイレからして下さいと言われた。次回のトイレからそうするのだ。これは手術によって排尿に変化がないかどうか調べるためらしい。トイレもウォシュレット付きでなかなかよい。
風呂も9:30~17:00まで入れるんだって。

これまで入院したことは二度ある。
一度目は息子がお腹にいたときに、切迫流産になり3週間の入院。
この時は絶対安静で、ベッドから出られるのはトイレの時だけ。しかも終日点滴されていて、トイレにも点滴をガラガラと押していくような状況だった。
二度目は、お産の時。
だから、入院中にお風呂に入れるなんて生活が想像できなかった。

病室の準備ができて案内された部屋は、
壁にくまちゃんの絵なんかあって何かやたら可愛らしい。なんかベッドも小ぶりな感じで、部屋も狭い。
どうやら子供用の部屋らしい(笑)。でも3人部屋。
私は一番廊下側で、奥にも2人入っていたが、どうもお二人とも今日が退院らしい。

2.手術前日は検査漬け

どうも、手術の前日に入院するケースは少なく、普通は2,3日前から入院するのが一般的らしい。
だから、今日は検査検査で終日忙しいそうだ。
今日は手術の説明を家族にするので、同伴してほしいと言われたので、ダンナにも付き添ってもらったのだが、
検査の予定とか詰まっているので、説明は夕方になり、一旦家族は引き上げた。

荷物を整理する暇もなくまずは血液検査。注射恐怖症のまりもは、何度やっても慣れない。
まあ、何とかクリアした。

次は11時から、何たらCT検査がある。
これは、実はまだ実用前で一般に供用されていないのだが、まりもは先生に頼まれ、治験という形で取ることになっているのだ。場合によっては、学会発表にも供されるかもしれないらしい。
でも、そのおかげでこの検査は無料でしてもらえる。ラッキーである。
しかも「学会デビュー」できるかもしれない(って違うか)。
頭部レントゲンのような感じで、ただちょっと長くじっとしてなければいけないだけで、これも別にどうということもなく終わった。

11時40分からは肺機能検査。
人工呼吸器の対応のために調べるのだそうだ。普通の肺活量と1秒間肺活量を調べる。
一度失敗したが、二度目で何とかクリア。

続けて11時50分から簡単な口中診察。この間分刻みのスケジュールでまるで芸能人並である(笑)
左下の違和感が気になっていたが、大したことはないらしい。手術は予定通りである。
安心したような、不安になったような複雑な心境である。

さらに尿検査と続き、ようやく昼食。
本当は配膳車に各自が取りに行く(歩ける人)のだが、検査で少し遅れたので、食堂に配膳されていた。
メニューはご飯、鰺の塩焼、なすの味噌汁、大根としめじの和え物、肉じゃが、わさび漬。
鰺が少し固くなっていたが、味はまあまあである。
食堂で食べている人は、病室数の割にはそれほど多くなく、部屋で食べる人が多いのだろう。

食後の少しの時間を利用して、ちょっと医科棟まで足を伸ばす。
というのも、新聞販売機は医科棟にしかないから、場所をおさえておきたかったのだ。
医科棟は広くてきれいで、吹き抜けやエスカレータもあって、ちょっとしたホテルのような感じだった。
医科棟の7階に自販機コーナーがあり、そこに新聞の自販機がある。朝日が欲しかったのだが、一般紙は売り切れていた(明日からは朝早く来ないと)。仕方がないので、日刊スポーツを買った。

病室のベッドに戻って、スポーツ紙を広げていると(オヤジっぽいな~)、ナースが明日の説明と検温に来た。
今夜までは通常の飲食だが、明日朝はパンとジュースのみ、午前9時以降絶飲食だそうだ。

14時からまた口中診察。口中のスケッチ、歯周ポケットの測定など行う。

14時30分、麻酔科のナースが説明に来る。麻酔の流れの説明を受ける。

ナースから明日の手術に備えて、今日は入浴するように言われていたので、隙を見て入浴する。
お風呂は、ステンレスの浴槽(2,3人入れる)、カランが2つあって、狭いが清潔である。まあ温泉旅館に来ているわけじゃないから豪華な浴室を期待してもしょうがない。
先客があったので、少し話をした。親知らずの抜歯で入院することを言ったら、その人はびっくりしていた。
ここに入院している人はほとんど同じような手術かと思っていたら、そうじゃないんだな~(当たり前だ)。
そういえば、顎に切開跡があるような人や、顔に器具を装着しているような人など、いろいろな人が入院している。

お風呂で会った人に、ナースステーションでドライヤーを借りられることを聞いて、早速借りた。
ドライヤーまでは持ってこなかったので、ありがたい。

入浴が終わると、すぐに今度は麻酔科の先生の問診があった。このために以前に一度麻酔科は外来で受診しているので、簡単な問診と説明で終わる。麻酔から覚める時には、「名前を呼びますから、わかったら手を握ってください」とか「しゃべれないけど、焦らないで」とかいろいろ言われたのだが、そんなことその場になって覚えていられるのだろうか・・・

問診が終わってトイレに立つと、さっきの麻酔科の先生が慌ててやってきて、
「まりもさん、この1週間くらいに何か激しい運動されましたか?」と聞かれた。
一瞬、うっ、何でそんな事を聞くの!?と思ったが、
「実は、日曜日に20kmのランニングの大会に出たんです。」と小さい声で答えたら、先生は安心したように、
「あ~、そうでしたか。血液検査の結果を見たら、激しい運動をした後で上がる数値が異常に上がってるので、びっくりしたんです。原因がはっきりしてればいいですよ。」
・・・う~ん、やはり身体は正直だ。医者は何もかもお見通しだ(大汗)。

休む間もなく、再度処置室にて口中診察と撮影。
先生達が口を大きく開ける器具を入れようとするのだが、なかなか入らない。しかもカメラの調子も悪く、うまく撮影できないで大往生する。
こんな事で大変な思いをするんだから、明日の手術は全身麻酔にしておいてよかったとつくづく思う。

16時頃ダンナが再度来院。
これから一緒に手術の詳細な説明を受けるのだ。
入院・手術は、外来とは違って、数人の先生がグループで担当される。

説明してくれたのはF先生。
まりもの場合、一度に4本の抜歯を受けるのだが、上の2本と、下の右側は、それほど難易度が高くないので、親知らずの1本手前の歯の外側の歯茎を縦に切開してそのまま歯に沿って切開し、歯茎を開いて抜歯する。その際、水平になっている下の歯は途中で切断して抜く。
一番難しい下の左側は、2本手前の歯の外側の歯茎を縦にメスを入れ、そのまま歯に沿って切開、歯茎を開いて、骨を削り、歯を分割して抜くとのこと。
当初は、親知らずとその手前の歯の根が一つではないかという疑いもあったが、先ほどのCTを取ったことで、根は分かれていることがわかった。ただ、親知らずがなかなか抜けない場合は、その手前の歯も抜いてしまって、そこに別に取った上の親知らず(上は埋没しているだけで、水平にはなっていないから、歯の形のまま抜ける)を移植する可能性もあるらしい。うへっ。
以前にも言われた神経麻痺の可能性なども縷々説明され、同意書を書く。

外来時には術後の食事は経口でなく、鼻からチューブを挿入して流動食を入れる可能性を言われたが、それはないらしい。

4.最後の晩餐

とは、大げさだが、今夜の夕食を最後に、普通の食事は取れなくなってしまうのだ。
(正確には明日の朝食も食べられるが、簡単なものなので)
ダンナは食事前に帰ったので、また一人で食堂で寂しく食べる。
メニューは、ご飯、大根の味噌汁、鶏の唐揚げ、アスパラソテー、もずく、高野豆腐と人参の煮物。
不安と妙なワクワク感を一緒に噛みしめながら、おいしく全量いただいた。

夕食後、ようやく忙しかった今日のスケジュールも一段落。ベッドで雑誌や本を読んで少しゆっくりすることができた。
眠い。TVを見ていても眠い。寝る前に睡眠剤(気分を安定させるためでもある)を飲んで寝ることになっているのだが、眠剤がなくても寝られそうだ。TVを見ながらちょっとウトウトとしてしまった。
21時消灯。ナースが眠剤を持ってきたので、それを飲んで寝る。

明日はいよいよ手術当日である。

(つづく)

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