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2004/11/30

親知らず抜歯奮戦記(3) 手術編

1.当日の朝

夜中2時過ぎにトイレに起きて1時間半ほど眠れなかったが、それから知らないうちにウトウトとしてしまったようだ。
外からボイラーの音だろうか、ボーーン、ボーーンという音がして、6時前に目が覚める。
夜中に眠れなかったといっても、前夜21時に寝てるんだから十分な睡眠時間だ(笑)。

病院は6時起床だが、ナースが少し遅れて6時20分頃起こしに来た。
血圧、検温正常。「眠れましたか?」と聞かれたので、上記の状況を答えたら、「よく眠れてよかったですね。中には眠剤を飲んでも全然眠れない方もいらっしゃいますよ。」だって。
あまり緊張してないみたいに見えるのかな~。自分では結構緊張してるつもりだけど。

朝食のパンとりんごジュースを持ってきてくれた。袋入りの食パン2枚にジャムを塗って食べる。
起き抜けだけど、食欲も十分。おいしく全量いただいた。だってしばらくまともな食事は食べられないのだから!

食後に医科棟に行って、新聞を買ってきた。そのついでにちょっと建物の外に出て携帯メールの確認。
外は雲は多いものの、外気はすがすがしい。今日も一日良い天気の予感がする。
運動不足になるのがイヤで、努めて階段を上り下りする。
医科棟に入ると、早朝の誰もいない病院内は、不思議な感じがする。

病室に戻ってTVを見ていたら、3人部屋の真ん中のベッドを運び出していた。
一番窓際には、昨日から別の患者さんが入っている。
でもまりもも術後は部屋を移動するらしい。

暇なので、ベッドの上でストレッチなどして過ごしていた。
FMを聞いていたら、今夜がボジョレーの解禁だという。う~ん、飲みたかったな~。
いつボジョレーが飲めるのかな~。新酒がビンテージになる前に飲みたいな~(大げさ)。

ナースが来て、血圧と脈拍を測定。
脈が50台しかないので、マラソンでもしてるんですかと聞かれてしまった。
ホント身体は正直。

11時いよいよ術衣に着替え、眠剤を飲む。(術衣の下には何も着ないんですよ)
このまま、ここでその時が来るのを待つ。
15分後、うがいに立ったら、クラクラする。やっぱり横になってないと危ない。
ナースは寝てしまってもいいですよと言われたけれど、手術前に一度ダンナと話をしておきたいし、
(手術には家族が立ち会わないと、手術自体を始められないことになっているので、手術室に移動するまでにダンナが来ることになっているのだ)
ぼーんやりとしながら、横になっていた。

2.手術

12時45分、ようやくダンナがやってきた。程なく先生達が呼びに来て、ストレッチャーに移される。
そのままカタカタと廊下を運ばれる。
付き添いのナースが、「あんまり緊張してないみたいですね」と言う。
そんなに弛緩しきってるんだろうか・・

手術室は7階。
ストレッチャーはとても狭いので、周りをキョロキョロとする余裕もない。
手術室に入り、2度ほど台を移って手術台に上る。
天井には、例の丸くて大きな照明がドーーンとある。術衣を着た先生達が結構たくさん、周りにいて、
体中にいろいろ管や電極などが手際よくつけられていく。
点滴もされる。一度やり直してたな(笑)

酸素マスクをつけられて、「ゆっくり深呼吸して下さい」と言われた。
深呼吸すると一緒に麻酔ガスも出ているようで、ちょっと臭いがあって息苦しい。
昨日麻酔の説明を受けた時もらったプリントに、「痛い、寒いなど何でも感じたことを話して見て下さい。緊張がほぐれます。」と書いてあったので、「息苦しいですう」と言ったら、あまり取り合われず「とにかく深呼吸して」と怒られた。お~い、プリントに書いてることと違うやん(笑)。
だんだん目の前が暗~くなってきて、頭から血の気が引いていくような感じだ。立ちくらみの感覚に似ている。
そのまま、気が遠くなっていった・・・・

(空白時間)

手賀沼ハーフマラソンの夢を見ていたような気がする。
心地よい気分。
なのに、「まりもさん、まりもさん」と起こされた。う~ん、気持ちいいのに起こさんといて。
ふと、目を開けると、周りを何人もの人に取り囲まれている。ん?ここはどこ?私は誰?状態。
・・・ああ、そうか。まりもは手術受けてたんだ。とようやく気がついた。

「白い巨塔」の財前教授のように、思わず時計を見ると17時頃だった。
とすると、4時間近く経っているのか。

3.病室に戻る

麻酔が切れる時の説明を事前にされたが、やはり全然覚えてなんかいない。
この辺り記憶がはっきりしていないが、息が苦しいことだけよく覚えている。
ストレッチャーで、病室に移された。病室は移動されている。今度は窓際だ。
まだ、麻酔が完全に切れていないので、言葉はよくしゃべれないし、頭もぼうっとしている。
病室には誰もいない。家族が来ているはずなのに、みんな何処に行ってしまったんだろう。

横になっていると、鼻から粘液が喉元に下りてくるような感じで、喉の奥に唾液やいろいろ溜まってへばりつくので苦しい。嚥下もうまくできない。
ナースコールをして、唾液の吸引をしてもらう。
家族はどこ?と聞いたら、食堂にいるというので呼んできてもらった。
手術が終わったという連絡が全然なかったらしい。

術中には鼻から喉に人工呼吸の管を挿入されたため、喉がとても痛い。
麻痺した喉で嚥下しようと思うと痛くてつらい。それによく飲み込めないので結局10分おき位にナースコールをして吸引してもらった。
喉が渇いて仕方なかったが、18時15分頃にならないと水分はもらえないらしい。

少しずつ意識も戻ってきて、家族とも少し会話ができるようになってきた。唾液も嚥下ができるようになってきてナースコールをしなくてもすむようになってきた。
この頃麻酔が切れたためか少し歯に痛みが出てきたので、痛み止めを点滴してもらった。
お見舞いに来ていた息子も、最初はこわごわとまりもの顔を見ていたが、だんだん回復してきたのがわかったのか、「お腹がすいた」だの「コロコロ(コミック)読んでもいい?」などといつもの調子。お前何しに来たんだよ。

先生達が様子を見に来た。抜いた歯を見せてくれた。
左上は切開もしなかったらしい。ただ、下の歯は左右とも砕かれてこなごなになっていた。
記念に欲しいと言ったら、前後左右別にケースに入れて持ってきてくれた。うれしい。

ナースがコップに水を持ってきて、飲む練習をした。うまく飲めた。
19時頃?流動食が出る。重湯、味噌汁の汁のみ、ヤクルト、りんごジュース。
朝からほとんど食べてないし、お腹が空いているので、りんごジュース以外は全部食べた。
でも、口が1センチくらいしか開かないので、スプーンの先に少しずつのせて食べなければならず、時間がとてもかかり、疲れてしまった。

家族は食事を片づけてくれて、そのまま帰った。
術衣から着替えて、トイレに行く。ナースが付き添ってくれたが、フラフラとする。
熱が37.5度あり、フラフラはそのせいか。帰りにうがいをしようと洗面所に行って鏡を見ると、
顔の下半分はバンバンに腫れている。特に右下。
唇は術中無理矢理開けられたらしく、口角が切れ、茶色の傷になって横に広がっている。
腫れはこれから3日後がピークらしい。恐いよ~。

ベッドに戻るとナースが氷枕を持ってきてくれた。
両足の踵が痛い。見ると赤くなっていた。術中の血行障害かもしれないと思い、さすってみる。
寝る前に痛み止めのボルタレンを飲んで寝る。喉の奥のネバネバ感がなかなかとれずに不快である。

(つづく)

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