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2005/01/26

パッチギ

水曜日はレディースデーなので、「お仕事のない週は映画を見る」と決めてます。
と、いうわけで今日の映画は「パッチギ」。


テレビでもおなじみの井筒和幸監督作品。
1968年の京都を舞台に、在日朝鮮人の高校生の兄妹と、その妹に恋する日本人の高校生を軸とした、「いろんな事」の話です。←これじゃ何だかわかりませんね(笑)。ストーリー等詳細はHPで。
全編を通じて、血の気の多い乱闘シーンが多かったですが、まあ何かと若者の血気盛んだった当時の世相からすればこんなもんだったのかもしれませんね。それが学生運動にいってるか、ケンカにいってるかの違いで。
冒頭で、妹にちょっかいを出した修学旅行生のバスまでボコボコにしてしまうあの執拗さもすごかったですが、多少オーバーだったとしても、特に、朝鮮高校と日本の高校、在日と日本人となれば、根強い差別感情も伴ってお互いに常に「やっつける対象」になっていたのだと思います。

テーマとなっていた「イムジン河」。伝説のフォークソングで、名前だけは知っていましたが、ちゃんと聞いたのは初めてでした。朝鮮半島分断の象徴である「イムジン河」は、日本人と在日を隔てるものとしても効果的に使われていました。蛇足ですが、実はまりもは20年前頃に韓国にはまっていて、ハングルを勉強したり、韓国に何度か行ったりしていました。その時に「イムジン河」も行ったんですよ。もちろん38度線のところですから、その手前の展望台の所までですけど。

フォークルの歌は他にもいくつか使われていたけど、ケンカで殺されたアンソンの後輩のお葬式で、「日本人は帰れ」と追い返された主人公の康介が、ギターを壊して橋で投げ入れるシーンの「悲しくてやりきれない」には、こみ上げるものがありましたね。その後、ラジオ局のディレクターにスカウトされて康介が歌ったくだんの「イムジン河」は、「本当はケンカはいやだ、お前と一緒にバンドをしたい」と言ってたのに殺された彼への鎮魂歌に聞こえました。

京都が舞台ですから、京都に長年住んでいたまりもには、よく知ってる場所がいくつも出てきて懐かしかったです。
よく知ってるだけに、府立「東」高校(架空の高校)や、東九条が舞台なのに、何で北野白梅町の駅が出てきたり、ボーリング場が「嵯峨ボール」で、嵐山でボートこいでるの??(全く場所的に正反対)なんていう細かな点は気になったけど(笑)。でもいつの間にか気持ちが京都にトリップしていて、映画を見終わって映画館から出たら、「あ~、ここは東京だったんだ!」って思ってしまいました。
京大の学園紛争でセクトの集会の場面もありましたが、久しぶりに「トロ字」の看板見ました。まりもが学生だったころには、こんな看板結構ありましたけどね。今の学生さんには、「トロ字」と言ってもわからないだろ~な。

今は韓流ブームですが、たまにはこんな映画を見て、日本の中の韓国・朝鮮にも目を向けてもいいんじゃないかな。
まあ、娯楽映画ですし。

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