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2005/09/19

丹後60km完走記(長文)

一晩明けて、筋肉痛が出ています。
完走記を書こうと思ったら、ラップを取ったスーパーランナーズが見あたらない。
もしかしたら、着替えをした会場の更衣室に忘れた!?

とりあえず、他の記録と記憶で書いてます。
もし時計が出てきたら、また追補しますね。

1.前日
 京都駅発11:30発のオフィシャルツアーバスで会場入りするので、11時過ぎに集合場所近くのコンビニでお昼でも買おうとウロウロしていたら、frunのAさんに声をかけられました(やっぱりfrunウェアの効果は絶大!)。Aさんと話しながらバスの旅を楽しんで、約3時間半で会場着。同じ京都府ですが、丹後は遠いです(東京だって新幹線なら2時間半くらいで着くのに)。
 会場で受け付けをすませウロウロとしていたら、「まりもさん」と声をかけられました。誰かと思えば京都のfrunのMさん。賀茂川パートナーズの皆さんと一緒に来られたそうです。賀茂川の会長さんとご一緒で、4人で記念写真。
 開会式や注意事項、抽選会があったようですが、AさんやMさんたちは100km参加で、宿舎も会場付近ですが、まりもの60kmはスタートが久美浜でかなり離れていて、宿舎も久美浜なので、大会バスで早めに宿舎入りすることにしました。
 宿は久美浜の小天橋というところで、民宿の相部屋なのですが結構広く、お風呂は露天風呂の温泉、タオルや歯磨きセットなんかもあって、満足できるところでした。しかも食事も美味しく、量もボリュームがあって、全部食べたら多いかな~と思いながらも美味しさにつられて、全部食べてしまいました(^^;
 泊まりでの大会参加は初めてだったのですが、同室の人やお風呂で一緒になった人とお友達になって、泊まりの参加もいいな~としみじみ。

2.当日
 やっぱり前日に食べ過ぎたようで、夜中中お腹がはって結構苦しく、おまけに暑くて寝苦しく、あまり寝られませんでした。ようやく寝たと思ったらすぐ朝に。
 起きると、旅館の前の道をもう100kmの参加者が通過しています。今日も暑くなりそうな気配。部屋からちょっと応援をして、食事とチェックアウトを済ませ、会場へ。

 スタートは久美浜のカヌー艇庫というところです。スタート1時間前に着いて、荷物搬送の受付。frunのSさんとも合流。旅館で一緒だった人やSさん達と話をしながらスタートを待ちます。せっかく携帯で写真を撮ったのに、保存に失敗してしまった(悔)
 9:30スタート。参加者も全部で300人もいないので、の~んびりとした雰囲気が漂ってます。特にアップもせず、スタート後もトロトロと走り出します。
 しばらくは旅館で一緒だったRさんと話をしながら走っていきます。走り出しはキロ7分ってとこかな。右側に久美浜湾が見えて景色はなかなかよいのですが、ちょっとしたアップダウンがあります。近くを走っていた初老の男性とも話をしていると、地元久美浜の方のようで、沿道の応援の人からすごい声援。アットホームな感じでいいですねえ。 泊まった旅館の前でも、みんな出てきて応援してくれています。

 久美浜湾を回りこんで、日本海の砂丘の中へと続いていきます。この辺りは梨やサツマイモの産地のようで、産地直売の農家がたくさんあります。8kmのエイドには梨もたくさん置いてあって、とっても美味しい。しかもそれから少し行ったところの梨農家の軒先に、梨が丸のまま山盛り積んであって「ご自由にお召し上がり下さい」とあります。多分出荷できないような不揃いのものを置いてあるのでしょうが、小ぶりなのでこちらにはちょうどよく、一ついただいて皮のまま食べました。みずみずしくてとっても美味しかったです。
この辺りまでRさんと一緒だったのですが、いつのまにかはぐれてしまいました。回りのランナーも段々ばらけていって、ポツンポツンという感じです。

 網野町に入ってくると、海岸線がリアス式のせいかところどころにアップダウンがあります。050918_1119011

七竜峠というのがこのコースのヤマだと聞いていたので、それかな~と思うのですが、どうも違うみたい。まだこの辺りでは全身元気で、エイド含んでキロ7分ペースで快調ですが、シューズの先の爪が当たり出して少し気になります。ちょっとシューズが小さすぎたかな。
 いよいよ七竜峠にさしかかります。普段の練習でもよく坂道に行くので、そんな勾配がきついとは感じなかったです。ただ、ずっと日なたばかりを走ってきているので、紫外線による消耗はありました。歩き出す人が多くなりましたが、自分は走り9割歩き1割位の感じで、「ん~この調子だったら、結構いい感じでいけるかも」と捕らぬ狸の皮算用。
 
 峠の上にエイドステーションがあります。先行していたSさんにも追いつきます。ここまで来ればやれやれと、バナナやザバスを飲んだり、水を浴びたりして、一休み。膝の調子が心配だったので、念のためにストレッチしておこうと念入りにストレッチをしたのですが・・・
 それがかえって悪かったのか、峠を下りだした瞬間に、まず右膝の腸脛靱帯にピリっと
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
 これはヤバイ。まだ前半20km足らず。こんなところから膝に来てたら完走なんてできるわけない!とりあえず、歩いたり伸ばしたりしながら様子をみることにします。「20kmでリタイアか~(悲)」なんて気持ちがよぎります。
 少し歩いていると、右膝はマシになってきたのですが、かばって変な歩き方をしたせいか今度は左の腸脛靱帯に痛みが!「おいおい両方かよ~」とブルー。こんなところに止まっていてもしょうがないので、ダマシダマシ、そろそろと下ります。景色がよいことだけが救い。050918_1159011

そんな最中、見知らぬランナーから声をかけられます。何でもブログを検索して見つけて下さった方みたいです。ちょっとお話してるうちに、少し気も紛れて、膝も少しずつ楽になってきました。先行していただきますが、こういう時に声をかけて頂くと、力がでますね。

そんなわけで、必死に峠を下り、浅茂川漁港のエイドまで下りてきました。マッサージブースがあった!もうこれはしてもらうしかないっ!ってわけで、真っ先にブースに寄ってしてもらいました。サッカー部の高校生のボランティアみたいで、初々しい。一生懸命にしてもらいました。ありがとうね~。
ここからは、海岸線を離れて、内陸の方へ入っていきます。frunのSさんとは、これまでエイドにまりもがつくと、Sさんが出て行くという感じだったのですが、段々Sさんの背中が走っていても視界に入るようになってきました。
この辺り、もう12時を回って、一番暑い盛り。意識も少しもうろうとしているのと、膝の痛みに全神経が行っているので、あまり回りの景色など覚えていません。とりあえずSさんのところまで追いつこうとぼちぼちと走り、後ろから激走風景を激写!050918_1255011

次のエイド過ぎまで併走します。

近くを走っていた人が言われていたのには、この辺りからコースで最も単調でつらいところなんだそうです。確かに田園風景の何もないところを淡々と行かなければなりません。暑いし、膝も時々痛んでくるし、で時々歩き、ぼちぼち走り・・・というのを繰り返していきます。回りのランナーも少ないけど、大体同じような人が回りにいて、特に話もしないけど抜いたり抜かれたりというのを繰り返しています。
次のエイドは、丹後あじわいの郷の中に設置してあって、コースもその園内を一周するのですが、高台にあるので、坂を上って行かなければなりません。もうみなへばって歩いてます(^^; 私は勝手にそこが途中で着替えが出来るレストステーションだと勘違いして、きっとマッサージもあるぞ~とさらに勘違いをして、途中から走っていくと、そこには小さいテントで普通のエイドだけ。が~ん。でもここには、タレントのアン・ドウさんのお姉さんの方が応援してくれてました。

がっかりした気持ちを抑えて、とりあえず次のレストを目指し、とぼとぼと走って(歩いて)行きます。まだ、やっと半分なんですよね。歩きもかなり多くなってきたけど、全部歩いてしまうと、もう絶対完走はできないから、気持ちを切ってしまわないように、とりあえずあの電信柱までは!とか、あの看板までは!何があっても走ろうとして、気持ちを鼓舞していきます。ずっと日なたの舗装道路だし、舗装が焼けて、体感気温は40度くらいあるように思えます。顔の汗もタラタラと流れ、日焼け止めも流れて、目に入って痛いし(>_<) 距離表示は2.5km毎に設置されているのですが、その間のなんと長いこと!

ようやく、33.9kmの弥栄庁舎のレストに来ました(スタート後4時間20分位か)。預けておいた荷物を受け取って、更衣室へ。着替えようかどうしようか迷いましたが、上半身だけタオルで拭いて着替えました。それだけでも少しさっぱりしてよかったみたいです。インドメタシンの薬を入れておいたように思っていたのですが、どこを探してもない(>_<) 入れ忘れていたんですね。一番肝心なものなのに~。マッサージもあると勘違いしていたのですが、あったのは救護のテントだけでマッサージはなく、仕方なくエアーサロンパスだけお借りして、膝にかけまくりました。(後半のエイドにはどこもエアサロが常備されていて助かりました)エイドにはおにぎりも置いてあったのですが、食べる気がしないので、相変わらずバナナとザバスと、痙攣対策に塩・梅干しなどよばれて後にしました。

 ここからも、田園の中の単調な道が続きます。まるで修行のような単調さです。とにかく気持ちを切らさないように、目標を目の前に置いて、次の電柱、次の家、次の看板・・・までと、していきます。こちらもぼちぼちと行っているのですが、前を行く人の中でまりもより歩きの区間が長い人の背中が少しずつ近づいてくるので、それも目標にして、淡々と走っていきます。抜いても、結局すぐに膝に来て止まって屈伸したりしてるうちに、また抜かされていくんですけどね(笑)
 この辺り、大体2.5kmでエイド込み21~22分。5kmで40~45分。まあ極端に膝が悪化しなければ、このままぼちぼちと行けば完走は見えてきました。でも、フルマラソン以降の距離は未踏、何が起こるかわかりません。最初は甘く考えて7時間半くらいでゴールできるかな~と思っていたのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。本当に1kmが長~く感じます。

 ようやく47.9kmの丹後庁舎のレストに着きました(スタート後6時間15分位)。やっとここでマッサージが受けられます。すぐに飛び込んでお願いしました。脹ら脛からしていただくのですが、ここもダメージが大きいのか痛い!まあ膝ほどではないので、とりあえず膝回りを念入りにしていただきました。それからエイドでお汁粉をいただき、これがまた美味!エイドを出るときには、近所の中学生7,8人がゼッケンから名前を調べて、応援
エールを送ってくれます。簡単なことですが、こういう暖かい応援は嬉しいですね。
 また海岸線に出ます。かなり日が落ちてきて刺すような光線はなくなりましたが、西日がまともに顔に当たりまぶしいです。でもこの景色を見て気が紛れます。050918_1637011

小さめの靴だったのか、足がむくんできたのか、左足の親指の爪が靴先に当たって時々激痛を発します(ようやく爪が生え替わったところなのに)。「痛い!」と思ってつい指先に力が入ると、その反動で今度は足の指がピーンと攣り、「ぎゃっ」と思うと今度は右のアキレス腱の辺りがピキッときそうになります。う~ん、どうにもならん。止まってさすって痛みが退くのを待って・・・の繰り返して、またごまかしながら進みます。とにかく日舞の先生から「ケガだけはせんといてね」と念を押されているので。やっぱりシューズが悪かったのかな~。

 最後から2番目のエイド、三津小学校に着きます。残り約5km強なのですが、もう5時です(スタート後7時間半)。辺りも段々暗くなってきました。先ほどから抜きつ抜かれつの男性の人ともここでも一緒になりました。またエアサロをかけまくります。ここはおみそ汁があったのでいただきました。暑いからといって冷たいものばかり飲んでいましたが、たまにこういう塩分のある暖かい飲み物も、身体に優しい感じがして、す~っと入っていきます。このエイドを出ると、小さな峠が2回あるそうです。最後にきてのアップダウンは堪えます。当然上りは歩き。先ほどの丹後庁舎の辺りから100kmコースの人も合流しているので、人が少し多くなっています。三津小学校が54.8kmと書いてあったのに、なかなか55kmの表示がないのでブツブツ言っていたら、100kmの人に「もう100や200mの距離なんてどうでもいいわ」と言われてしまいました。そうですよね~。そういう風に達観できないとウルトラなんて出られないんだな~と、ますます自分の未熟さを実感。
  
 2つ目の峠を越えると、ゴールまでのカウントダウンの距離表示が出てきます。ここでも1kmの間がもうとてつもなく長く感じるんですけど、とにかく最後まで走れるだけ走ろうと粘りました。歩いても完走は確実なんですけど、やっぱり最後は走りたいですからね。1kmを切ると、町の中の細い道をくねくねと走ります。残り300m位かなあ、信号のところで、旅館で知り合った友達が立っていました。その人は100kmに出ていて、残念ながら関門にかかってしまったそうですが、連れの人を待っていたのだそうです。「お帰り、よく頑張ったね~」と激励してもらって、すごく嬉しかった!そこからすぐに会場の裏手に着きました。会場が見えて、音楽や放送が聞こえてきて、「あ~、本当に帰って来れたんだ!完走できたんだ~っ!」と思ったら、これまでの痛みやつらかったことなんて全部吹き飛んでしまいました。涙もこぼれてきて、笑いも止まりませんでしたよ。沿道の人が全員まりものことを応援してくれて(る気になって)、みんなに「ありがとう!ありがとう!」と叫びながら、ゴールに向かいました。放送でも名前をコールしてくれて、ちゃんとゴールテープも渡してくれていて、テープを切ってゴール!!

感動しましたっ!

ゴールのところに、frunのAさんとMさんが待っていてくれて、写真を撮っていただきました。
050918_1748021

完走メダルかけてもらって嬉しかった!すぐに記録証ももらえて、
 60km女子 8:17:59 17位
だそうです。今日はやはり暑かったようで、100kmコースの皆さんもかなり苦戦されていたようですね。そんな中、完走できて本当に嬉しいです。

 その後、7時のバスで京都に戻らなければいけなかったので、皆さんと別れて着替え(お風呂に入れなかったのが悲しいけど、YOKKOさんのコメントの通り、使い捨て汗拭きタオル持っていって大正解でした)、お土産を買って、会場を後にしました。

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