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2005/10/15

プロショップとしての呉服屋

初めて、着物を作りました。
クリーム色の小紋です。1015komon1


今年になるまで、着物なんて全く縁がなかったので、当然呉服屋なんて行ったこともありませんでした。
なんだか敷居もとてつもなく高そうで・・・

着物自体は、叔母や祖母の物をいただいたけど、帯締めとか帯揚げといった小物は全然なかったんです。それで、友人に聞いた京都でも老舗といわれる呉服屋に初めて行ったのが7月。一人で行くのはとても恐かったので、ダンナや子供まで引き連れていきました。たまたまバーゲンをしていたので、結構お客さんもいて入りやすく助かりました。
小物ってったって、ちょっとしたものはすぐに5桁の値段がついています。ぶっちゃけこちらが出せる値段を言って、夏物の帯揚げと帯締めを見繕っていただきました。その時に担当していただいた店員さんは、まだ若いのに感じのいい人で、割に店自体にも好印象を持ったんです。

その後に展示会の案内が来ました。着付け教室でも、展示会なんかは買わなくてもいいから時々行ってどんなものか勉強するといいと言われていたので、思い切って行ってみました(また一人ではよう行かんとダンナも連れて・笑)。まあ、いただいた着物は紬みたいなものばかりだったので、染めの小紋も一枚は欲しいと思っていました。
それで、展示会でいろいろ見せていただいたんですが、素人目にも生地は上質なのもわかるし、色もなかなかきれいです。でも値段もそれなりにしています。なかなか踏ん切りが付かずにその場は帰りました。

実は、友人から安い呉服も紹介されていたし、どうしたもんかと悩んでいたんですね。でも安いといっても何万円かはするし、大体相場もわからないし、実物も見られるものと見られないものとあるし、カタログだけで選んでも・・・ということもあって。

そこでダンナに言われたんです。

こういう趣味のものは、そのものを買うというより、その世界を買うということ。要するに何もわからない初心者なら、品物の善し悪しもわからないんだから、まずは老舗の確かなところで、こちらの予算を言って、見繕ってもらうものだ。

自転車の世界に置き換えたらわかるだろう。初めて自転車を買ったときは、自転車に何万も出すことも知らなかっただろう。でも、プロショップで思い切ってそれなりのお金を出して注文して、いろいろ教えてもらうから、段々知識や世界も広がって、自分でいろいろ選べるようになっていくのだ。
だから、着物を買うときだって、最初はそれなりのお金を出しても、「ここで買ったんだから間違いない」というところで買う方がいいんだ。

ふ~ん。と妙に納得してしまいました。
確かに、着物と自転車、全然ジャンルは違いますが、価格帯も同じような感じだし、用途に合わせていろいろあるというところも、ちょっと似ています。
例えば、着物で言えば、フォーマルな訪問着や留袖、カジュアルな小紋や紬・・などがあり、自転車で言えば、レース用のロードレーサー、ラフロードのMTB、旅行用のランドナー・・など。
しかも、例えば用途に合わせて同じ着物でも帯や小物、草履なんかを換えれば応用も利くように、同じロードレーサーでもホイールや、ギアなんかを換えることで、いろいろ対応することができますよね。

だから、顔馴染みの行きつけのプロショップとしての呉服屋が一つでもあることで、その世界への敷居が少し低くなり、堂々と他の店にも行けるようになるということなのかも・・

と言うわけで、結局その老舗の呉服屋さんで、思い切って小紋を作ることにしました。
お値段はそれなりにしましたけど、その後ももらい物の帯で何だかわからないものを持っていって、それが何か教えてもらったり、帯の結び方を教えてもらったり・・と、いろいろ相談させていただいてます。向こうさんも、老舗というだけあって、まりものような決して上客とはいえない客でもイヤな顔もせずに、丁寧に対応して下さいます。

やはり、その世界の入門という点では、ここで初めての着物を作って正解だったのかもしれません。
でも、それなりに値段はするので、2枚目以降はいろいろ研究していきたいと思ってます。
(ちなみに、ダンナは口は出しましたけど、お金は全然出してくれてません・笑)

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