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2005/10/19

この胸いっぱいの愛を

標題の映画と「蝉しぐれ」を続けて見てきました。
多少ネタバレあります。

東宝系の映画では夏頃から盛んに予告編をしていたこの2本。
内容的にも入れ込んで作ってありそうだったので、見逃すまいと思っていました。

この胸いっぱいの愛を」は、「黄泉がえり」のスタッフが結集して作ったという触れ込みで、
内容的にも、死んだ人間が強い情によってこの世によみがえるというモチーフですが、
「黄泉がえり」が現世の人間の強い思いによってよみがえってくるのに対して、
「この愛」は、逆のような形となっています。

ある飛行機に乗り合わせた4人が、何故か20年前の世界に戻ってしまうのですが、
そこにはそれぞれの、ある「思い」が強く作用しています。

タイムスリップの話なので、深く考えるといろいろ矛盾もあるのですが、それはさておき、
エピソード的には、全部男女の「愛情」に収斂させなかったのがよかったと思います。
話の中心は、伊藤英明(鈴谷比呂志)の「和美ねえちゃん」への思いを中心に回っていたのですが、
個人的には、勝地亮(布川輝良)の「母への思い」、宮藤官九郎(臼井光男)の「言えなかったごめんなさい」が良かったね。

鈴谷比呂志の少年時代を演じる子役の富岡涼君、なかなかの名演技でした。

和美ねえちゃん(ミムラ)は、バイオリン上手でしたね。演奏中の正面からのアップもありましたが、バイオリンの素養があるのでしょうか。
入院中の彼女が、見舞いに来て手術を受けることを説得する比呂志に向かって吐き捨てる、「私の代わりにあんたが死んじゃえばいいのに」というセリフ、なかなか伏線として利いていたと思います。

現実にはあり得ない話なので、いろいろ無理があって、途中で??と思うような所もありましたが、全体的にはじわ~っと浸みる作品ではありましたね。でもラストの教会?のシーンは要らなかった。これがなければもっと深い余韻があったのに、しらけてしまいました。残念です。

「蝉しぐれ」についてはまた後日書きます。

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