しもつかれ
このタイトルだけで、ピンとくる人。あなた栃木県人でしょ。
今でこそ、京都の人間のようなフリをしておりますが、実はまりもは栃木県人であります。
「しもつかれ」・・・それは、栃木県周辺に伝わる大変奇妙?不気味?な郷土料理です。
日本広しといえども、たぶん最強(最恐?)の部類に入る料理といっても過言ではないでしょう。
まりもの母方祖母が県外人だったので、母も「しもつかれ」を作ることもなく、まりもが食べることもめったにありませんでした。子供の頃に1,2度食べる機会はあったものの、子供の口にはちょっと(全然?)合わず、ほとんど食べずに終わりました。
それがなぜか、今になって作って食べてみようと思い立ったんですね。
材料は、塩鮭の頭、大根、人参、煎り大豆、油揚げ、お酢、酒粕。
こちらのサイトの作り方を参考にさせていただきました。
作るのに、「鬼おろし」という竹製のおろし金(竹だから金じゃないか・笑)を使うので、母に頼んで送ってもらいました。

この料理は、節分の後の初午の日に作って食べることになっています。お正月の新巻鮭の残った頭や、節分の豆まきの残りの煎り豆を使うということで、材料を無駄にしない先人の知恵が活かされた料理といえるでしょう。
「塩鮭の頭」なんて、どうやって手に入れるのかわからなかったのですが、たまたま「らでぃっしゅぼーや」のカタログに、鮭児(塩鮭の高級品)・頭付きというのが出ていたので、それを注文して取り寄せました(めちゃ高かったよ~)。
さて、作っていきます。
まず、鮭の頭に熱湯をかけ、2センチ角程度に小さく切り、お酢と一緒に水から煮て、よくアクを掬っていきます。弱火で3時間ほど煮るので、家中に鮭とお酢の臭いが充満します(^^;。
その間に、大根と人参を「鬼おろし」ですり下ろします。目が大変荒いので、すり下ろすというより、砕きつぶすという感じです。鮭の頭が箸でさっくりとほぐれるくらいまで煮上がったら、煎り大豆とすり下ろした大根、人参、油揚げを入れて、さらに1時間ほど煮ます。最後に酒粕をほぐして入れ、塩、醤油、砂糖などで適当に味を整えてできあがりです。
できあがりは、こんな感じです。

正直決して「うわ~、おいしそう~!」という感じではありません。
一見すると「ゲ○」のようです。臭いも味わいもお酢と酒粕が入っているためか、一つ間違うと何となく「ゲ○」を彷彿されるものがあります。正直自分でも高い材料費と時間もかけて何でこんな「ゲ○」みたいなもん作ってるんだろと、思ってしまいました。
煮物は一般に暖かいところを食べるのがおいしいものですが、「しもつかれ」に限ってはそうではありません。
キーンとするほど冷やしたものを食べるのがおいしいといわれています。というか、たぶん暖かいままだと、においが結構ムっとして鼻につくものがあるからでしょう。
9日に作ったのですが、初日は冷やし方が足りなかったせいか、決しておいしいとは思いませんでした(笑)
たぶんこれはまりも以外の家族はぜ~ったい食べないだろうな~と思ってはいましたが、案の定ダンナは一口食べてギブアップ(特に彼がこの前日にノロかロタウィルスあたりにやられて、吐き気がしていたこともタイミング的に大失敗でした)。息子に至っては、においだけで「絶対食べへん」と断固拒否状態。
鍋いっぱいの「しもつかれ」。冷蔵庫にタッパーに入れて保存してまりも一人で、コツコツと食べていきますよ(^^;
それでも、冷やすと味が熟れてくるのか、はたまた慣れてくるのか、だんだん食べやすくなってきました。
お酒と一緒に食べると、なんとか食べられます。まだおいしい~とまではいきませんが。

あの独特のにおいの元となるお酢や酒粕は家によっては入れなかったりするらしいし、今度作るときは、ちょっと加減してみようと思います(家族からは二度と作るな!と言われています・爆)
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コメント
まりも姉さん、
TBありがとうございました。私からもTB返しさせていただきました。
しばらく更新がなかったので少し心配しておりましたが、ひょっとすると新しいPCの初期不良かな~と思ったりもしてました。大当たり。
「しもつかれ」初めて聞きましたよ。同時期に私も酒粕を堪能しておりましたが、むむう、このような食べ物があったとは! 食べてみたいような、ちょっと怖いような。
投稿 京丸 | 2006/02/12 18:31
京丸ちゃん、こんにちは。
おかげさま?で、「しもつかれ」はちゃくちゃくとなくなりつつあります。大分、「おいしく」感じられるようにもなってきました。でも、まだ家族は決して箸を付けようとはしません。
投稿 まりも | 2006/02/13 16:58
ケッコウぐろい食べもんダー。
子供の頃あまり食べなかったものを、また作ってみたくなるのは不思議な現象ですね。
「鬼おろし」がなかなかいい感じの器具ですね。なんか動力が無かった頃の、昔の農機具みたい。
鬼おろしは美しいが、それを使った料理は、、、。
投稿 shimo | 2006/02/14 00:35
>shimoさん
子供の頃から比べると、味覚の幅は広がったのではないでしょうか。まりもは酒粕も甘酒すら子供の頃は絶対食べられませんでした。
それから「しもつかれの名誉」のために(笑)言っておきますが、何日か食べていると少しおいしいと思えるようになってきました。やはり「げ○」ではなく、ちゃんとした料理だったんです。意外にストックも早くなくなりそうです。
投稿 まりも | 2006/02/14 17:36
まりも姉さん、shimoさん、
我が家でも「子供の頃は粕汁なんて嫌いだったよね~」と言いながら堪能しましたよ。酒粕って大人の味覚に訴える味なのかもしれませんね。でもまだ酢とどのように味が調和するのかが想像できません(笑)。
鬼おろしって時々民芸品屋さんで見かけます。大根おろしの目が粗いのでで、とてもスピーディに大根おろしが作れると聞きましたが本当でっか?
投稿 京丸 | 2006/02/14 18:15
おはようございます たけしたです。
うーん お酢いりの粕汁みたいなもんですな。
材料をすりおろさずにきれいに切って
調理すればいけるかもしれないなぁ
(邪道だと言われそうですがぁ)
ではでは
投稿 たけした | 2006/02/15 10:04
>京丸ちゃん
酒粕もですが、お酒そのものもある程度の年代になって初めてそのおいしさがわかるような気がします。
未成年はともかくまだ20代のうちって、日本酒なんかの本当の味がなかなかわかりませんでした。やたら甘いチューハイとかフィズとか飲んで喜んでるうちはまだまだヒヨコよ!(言い過ぎ)
さて鬼おろしですが、確かに恐ろしく荒く早くすり下ろせますが、途中で砕けてしまうことも多く、案外おろすの難しいですよ。
>たけしたさん
きれいに切って作ったら、それは「しもつかれ」じゃなくて、「お酢入りの粕汁」です(笑)
投稿 まりも | 2006/02/15 20:12
今日は、たけしたです。
>きれいに切って作ったら、それは「しもつかれ」じゃなくて、「お酢入りの粕汁」です(笑)
やっぱり!
ちなみに 包丁で切るのと 砕くのでは味がちがいますよね。
ではでは
投稿 | 2006/02/16 09:35