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2006/03/08

イノセント・ボイス ~12歳の戦場~

この映画、見ようかどうしようかずっと迷っていたのですが、「リトル・ランナー」を見た後に、上映が間に合いそうだったので見てきました。
結果、見てよかった。というか、見逃すわけにはいかない映画でした。

公式サイトはこちら → イノセント・ボイス ~12歳の戦場~

先日見た「ホテル・ルワンダ」も衝撃的でしたが、こちらはそれをさらに上回る衝撃でした。

1980年頃のエルサルバドル。
普通の住宅地で突然銃撃戦が始まって、安全なはずの家の中にまで毎日のように流れ弾が飛んでくるという日常。
小学校の中ですら突然銃撃戦が始まるという現実。
12歳になると、有無も言わさずに徴兵され兵士にされていくということ。
そして一度兵士にさせられると、かつての遊び友達にすら銃を向けることができるという恐ろしさ・・・

叔父や友人を追って反政府ゲリラに志願した主人公チャバ(まだ12歳)達をつけてきた政府軍に捕まって、雨の中を銃を突きつけられて連行され、河原で仲間が銃殺されていくシーンは、目を開けていられませんでした。
うちの息子とほとんど歳が変わらない子供達の話です!

それでも、こんな毎日の中でも子供達は日常を楽しみ、いっちょまえに恋もし、ささやかな家庭の団らんもある。だからこそ、戦闘の非情さがよりリアルに伝わってきます。

この映画は、脚本を書いたオスカー・トレスの子供時代の実話に基づいているということです。
エルサルバドルは当時、アメリカがバックについた政府軍と、弾圧に抵抗した反政府ゲリラの間で内戦が激しく行われていました。
でも、映画でも描かれていますが、主人公チャバも惨殺の危機を脱して単身アメリカに脱出、そこで人々に助けられ最後は家族を助けに帰国します。アメリカだから全部ダメじゃない。この映画もハリウッドで作られているのですから。

世界では、強制的に兵士にさせられた子供達が今も30万人以上いるのだそうです。こういうむごい事実があまり知らされていないということが悲しいです。
こういう元子供兵をケアする取り組みもされているようです
是非一度サイトを見てください。

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辛い思い出から抜け出す過程を得る事で力強い人生への扉を開く事ができる。 ロサンゼルス在住の俳優オスカー・トレスが自らの少年時代を脚色した 衝撃のヒューマンドラマ 1980年、エルサルバドルは政府軍とゲリラの激しい内戦下にあった。 父がアメリカへ去って以来、一家を支える大黒柱となった11歳の少年チャバ 12歳になると政府軍に徴兵されてしまう・・{/hiyo_oro/} 戦争と背中合わせの日々、日常に荒々しく戦闘が襲�... [続きを読む]

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