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2007/07/02

続・忍者武術大会 山城編

タイトルの大会、出てきました。
約45km、制限6時間のところ、5時間54分40秒ほどでかろうじて完走・・・

不思議な名前の大会ですよね。
京都府南部の山の中の辺りを走るということしかわからず、ナンバーカードの案内が届いても、地図もなし。
情報もほとんどないままの参加となりました。

先日の鯖街道Bコースは42kmで6時間強、予行のつもりで走った北山西部トレイルは28kmで5時間と、
普通に考えたら絶対時間内に戻ってこれないはず。
しかも道もわからないとくれば、迷子必死!?
山の中で行き倒れないように・・・とただそれだけを願ってました(笑)

梅雨の時期ですし、雨も蒸し暑さも覚悟しておりました。
とにかく山の中ということで、どんな道かもわからなければ、草生い茂ることも想定して長タイツ。上は半袖Tシャツに自転車用のアームカバー(手の甲まで隠れる)、日よけ付きキャップ、ペラペラの軽いリュックにペットボトル500cc、行動食(ウイダー、カロリーメート)、タオル、地図(周辺の2万5千分の1地形図)、携帯、小銭という出で立ち。

会場はJR奈良線棚倉駅近くの公共施設。
受付でてっきり地図をもらえるものと思っていたのですが、何もなし。
壁にこんな思いっきりイージーな地図が貼ってある。

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まあ、この他に地形図にマーカーでコースを記した地図も貼ってありましたけど。
でもその地図もコースの4分の1くらいは、抜けている・・・

他の参加者はそれを見ながら、「コースが少し変わってるな」とか「去年は迷って茶がゆ食べ損ねた」などと言い合っています。ますます不安が増大する・・・

スタートは9時。
後ろの方からぼちぼちと出ます。最初は川沿いの幅が2mもないような細い道。前がつかえるのでゆっくりゆっくり進みます。
お天気も少しよくなってきて暑い!
少し広い道に出ると、先に行く人は先に、ゆっくり行く人はゆっくりと、次第にばらけてきます。
川沿いのダラダラ上り。

スタートして20分もたたないうちに、歩き出すのは~ どこのどいつだいっ?
アタシだよっ!

って感じで、暑いのでかなり初めのうちから歩きが混じりだしました。どんどん追い抜かれるけど、先は長いし~、しんどいし~。こんな暑かったら、本当に最後まで行けるかなあ・・・

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スタートして1時間ほどの風景。空は晴れてきて、暑さがきつい。
山背古道という道に沿ってコースが設定されているようです。
コースは、一応道にラインが引いてあるので、注意していけば間違うことはなさそうです。
この後すぐ、右に曲がる矢印が書いてあったので右折すると、30m位でUターンのマークが書いてある!
何で??と思ったら、そこにある「小野小町の墓」を見てこいという指示のようでした(笑)

その後、いよいよ万灯籠山に向かう山道に入ります。
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だんだん傾斜もきつくなってきます。右は茶畑。この辺りは宇治茶の産地なんですよね。

途中で林道を離れ、本当の山道に入ります。上りのはずなのにどんどん下っていくので?と思ったら、沢を渡るのでした。沢渡りの箇所があるとは聞いていましたが、折からの雨で水量も多い。飛び石をへたに伝って誤って滑って身体が濡れたら困るので、やむを得ず靴を犠牲にしました。あ~、ズクズク(涙) しかもせっかく沢を渡ったのに、その10m先でまた渡るのよね。

そこから一気に急斜面を上り、一度林道に出て、再び鯖街道のオグロ坂のような急斜面をジグザグに登ります。もう心臓バクバクです。

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でも、それほど長くなく、万灯籠山の山頂に出ました。展望台と書いてあっただけに、なかなかの絶景です。
けいはんなの方が見えるのかな?

エイドはないとあったのですが、ここには設置されてました。しんどい上りの後だから、冷たい水がおいしい!持参のペットボトルにも補充していただきました。
お漬け物や、塩なんかもあって、ちょっといただく。
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ここから車道を下って行きます。ここで約15km、まるまる2時間かかってる。後半にまた山道もあるし本当に完走できないかも・・・

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この辺りあまりよく覚えていないのですが、それほど急傾斜もなく比較的平坦で距離がかせげそうなところでした。なのに、急に左胸がキュンと痛み出す。脇腹じゃなくてもう少し上。

「げっ、心臓発作でもおこして倒れたらどうしよう!」 まだまだ先は長いし、大事を取ってリタイアした方がいいかも・・・と思っていたら今度は、右足の太股にピキッと痛みが!ひゃ~、攣りそう!
満身創痍ですわ。でも周りにはほとんど人もいない。とりあえずだましだまし行けるところまで、歩いてもいいわと思ってソロソロと進んでいたら、次第に両方とも治まってくれました。何だったのでしょう??
幸いなことに、空は曇ってきて、ちょっと雨も降り出しました。本降りにさえならなければ、涼しくて助かります。

大正池というところに来ました。その池の周りを登ったり下りたりしながら行くと、レストハウスがあって皆さん休憩されていました。私もフリースタイルをを1本かって、カロリーメイトで簡単なエネルギー補給。
5分ほどで出発。この辺まで来ると、前後にはあまり人がいなくなります。特に前が見えないと不安。遙か遠くに人影が見えると「ああ、この方向でよかったのだな」と一安心です。

わずかに上っている車道を、電柱2~3本走って、1本分歩きという感じで、とぼとぼと進んでいきます。全部走って走れないことはないのかもしれませんが、前半と比べ後半あまりしんどさを感じなかったのは、かえってこんな楽な走り方をしていたからかも。
そのうちに急に峠を越え、いつの間にこんなに上っていたのかと素晴らしい展望が開けました。
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ここからグングンと下っていきます。鯖街道の時もそうでしたが、最近下りは随分速くなりました。全然前は見えなかったのに、この下りで何人かに追いつきました。途中商店もありましたが、休憩も取らずに下りていきました。
下りると一面の茶畑となります。ほのぼのとした風景の中を走っていきます。
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自分がどの辺りにいるのか全くわからなかったのですが、バス停に「奥畑」という地名を見つけて、そういえばこの地名は地形図にあったなと思い出し、持参の地図を開けてみました。そうすると、あと少しで海住山寺という寺になるようです。等高線は込んでいるし、きつい上りになりそうだ・・・

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多分この前方の山並みがこれから上る海住山寺とそこから続く「忍者尾根道」なのでしょう。
すぐに海住山寺への参道に入り、これが半端じゃない激坂!15%以上あるのではないかと思われます。歩いてもしんどすぎる!
ほとんどの人はこの坂を歩いて上っているのですが、ここを走って上っていく人達がいました。この人たち、上りもいつも速くて何度も追い抜かれてあっという間に見えなくなっていくのですが、いつの間にか私の方が先になってるのです。多分いろいろ休憩を取られてるのでしょう。まさに「ウサギとカメ」の話を地でいくような感じです。

ヘトヘトになってお寺に到着。当然さっき抜いていかはった人達も休憩されています。私はスポドリ1本仕入れて一口飲んで、すぐに出ます。一応お寺に「無事にゴールまでつけますように」とお参りして(笑)
ここから、尾根道に入ります。入り口がわからずに迷いかけましたが、後ろの人に「こっちや」と教えていただいて、事なきをえました。

ほんまの山道。070701_134101
この写真なんかまだ走りよいところのうちで、もっと草も茂ってるし、坂もきついところが多かったです。そして、どこかから奇妙な声までしてくる。私のすぐ前を走っていた女性が、「今の声、子供の声か?」と聞くので、「いや、多分動物でしょう。猿とちゃうかな」などと話をしながら行きます。かなり近くからするので、ちょっと怖かったです。

そこを通り過ぎて、その女性は先に行ってしまい、自分の前には男性ランナーがいました。この人と前後しながら進みます。山道はピンクのリボンと、ところどころにかけてある段ボールの矢印が目印。大体はわかるのですが、時々どちらか迷うところも。その人は去年迷ったと言われていて、慎重に進みます。
かなり下りてきたところで、先ほどの海住山寺の激坂等で何度も抜いていった人たちがまた、追い抜いていきました。とにかく速い。

ようやく山道を抜けて、昼食のエイド「神童子」。料理屋さんの前にテントを張って、おにぎりや茶がゆをいただけます。
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茶がゆはつめたくてさらさらと入って、おいしかった。小学生位の女の子2人が一生懸命給仕をしてくれてます。
ここからあと3kmくらいだと言われ、残り時間30分、時間内完走は全然無理だと思っていたので俄然元気になりました。まあ、距離は正確ではないかもしれないけど、大体それくらいの距離ならば、歩きが混じっても何とか時間内に滑り込めそうです。

下り気味のこともあって、さすがに他のランナーもみんな元気に走っています。工事中の道のようなところも通ってしばらくいくと電車の音が聞こえてきました。奈良線でしょう。もうすぐだ!
広い道路に出てからは、ちょっと歩いたりもしましたが、いよいよ会場の建物が見えてきました。あと500m!時間は残り10分!
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5時間54分40秒位のタイムでゴールに滑り込みました。テープを貼っていただいて、名前も呼んでいただいて、感動のゴール!
ゴール後はトマトや「冷やしあめ」をよばれて、ほっと一息。

先ほど尾根道で動物の声がしたときに一緒だった女性の人も先にゴールしてはりました。この方、黒ずくめのウェアに顔にも目出し帽のような黒マスクをされてたので、すごく気になっていました。
ちょっと声をかけてみて、「その格好はやはり忍者の格好なのですか?」と尋ねてみますと、日焼け対策とのこと(笑)でも本当の忍者のようにとても身軽でかっこいい方でした。
「おつけもん、わけてもろた?あそこで冷やしあめ入れてる人にいうたら、おつけもんくれはるよ」と聞いたので、厚かましく頂いてきました。「おつけもんの主」(笑)はこの主催者の井上さんという方で、自宅で取れた野菜を自分の家で漬けておられるのだそうです。いいお土産になりました。


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